機能性ディスペプシア

このような症状は、機能性ディスペプシアかもしれません

  • 胃もたれが続く
  • 胃痛が続く
  • みぞおちの痛み
  • げっぷが出やすい
  • 胸やけが起こりやすい

このような症状に当てはまる方は、機能性ディスペプシアが原因かもしれません。まずはお気軽にご相談ください。

機能性ディスペプシアとは

機能性ディスペプシアは、胃痛や胃もたれ、胸やけ、胃痛などの自覚症状があり、胃カメラ検査や超音波検査をしても炎症や潰瘍など器質的な異常が見つからない疾患です。機能性ディスペプシアは、胃粘膜の状態は特に問題が無く、消化管の働きや胃の動きに問題が生じていることがあります。機能性ディスペプシアは、直接命に関わるようなことはありませんが、そのままにしていると症状によって生活の質低下につながるため、お早めにご相談ください。

機能性ディスペプシアの原因

機能性ディスペプシアの原因は、完全には解明されていません。

  • ストレス
  • 食生活や生活習慣の乱れ
  • 消化管運動や感覚の異常
  • ピロリ菌感染
  • 胃腸炎の治療後
  • アルコールやたばこ
  • 神経やホルモンの影響

などが複合的に合わさって関与していると考えられています。

機能性ディスペプシアの診断

胃もたれや胃痛、胸やけなどの症状は、胃がんをはじめとする他の疾患でも起こります。そのため、血液検査や腹部エコー検査、胃カメラ検査などを用いて診断を行います。
胃カメラ検査は、ピロリ菌の有無も調べることができるので、陽性の場合は除菌治療を行うことで胃がんの予防につながります。
胃カメラ検査について

機能性ディスペプシアの治療

ピロリ菌の除菌治療

ピロリ菌の感染が認められる場合、除菌治療を行うことで症状が解消していきます。

生活習慣の見直し

暴飲暴食や睡眠不足、生活リズムの乱れは、自律神経に影響を及ぼし、治療後も再発を繰り返したり症状を悪化させることがあります。治療と併せて生活習慣の改善を図りましょう。

薬物療法

症状に合わせて胃酸分泌を抑える薬、消化管の働きを改善する薬などの薬を処方いたします。2013年には、機能性ディスペプシアへの適応を持つ薬剤として日本で開発されたアコチアミド(アコファイド®)が販売を開始しました。
内服治療でもなかなか症状の改善が見られない場合は、抗不安薬や抗うつ薬などを処方することもあります。

よくある質問

Q:機能性ディスペプシアの診断には、胃カメラ検査が必要ですか?

A:基本的に、胃もたれや胃痛、みぞおちの痛み、胸やけの症状が長く続いている場合、胃カメラ検査を受けた方がいいと考えます。これらの症状は、機能性ディスペプシアだけでなく胃がんなどの疾患でもよくみられます。症状だけでは病気の適切な判断が難しいため、胃カメラ検査や腹部エコー検査、血液検査などの検査を受けることが大切です。

Q:機能性ディスペプシアは、遺伝などの関連はありますか?

A:機能性ディスペプシアは、発症しやすい家系や遺伝的な要因が関連していると考えられています。

Q:胃腸炎の治療後に機能性ディスペプシアになることがありますか?

A:胃腸炎の治療によって胃粘膜の炎症が改善したにも関わらず、胃もたれや胃痛などの不快感が続く場合、感染後機能性ディスペプシアかもしれません。治療後も症状が続くため、慢性胃炎の治療を継続しても症状は改善されません。慢性胃炎の治療後も症状が改善されない場合は、胃カメラ検査などの精密検査を行いましょう。