リスクの高い病気でも、集団での検査に向いていないため健康診断には組み込まれていない検査がいろいろあります。そして、年齢や性別、ライフスタイル、体質などによりリスクの高い病気はお一人おひとりが異なります。
そうしたリスクの高い疾患の検査をメニューに組み込んで、より正確にご自分の健康状態を知ることができるのが人間ドックです。日本ではがんで亡くなる方が年間30万人を超しており、胃がんや大腸がんはがんによる死亡率で上位を占めています。胃がんや大腸がんは内視鏡検査による早期発見で完治可能な病気ですから、内視鏡検査を受ける方が増えれば胃がんや大腸がんの死亡率は大幅に下がると考えられます。内視鏡検査を組み込んだ人間ドックを受けることで、こうしたがんによるリスクを下げることができるのです。
また、生活習慣病は進行すると動脈硬化を起こし、心筋梗塞などの心疾患、脳梗塞などの脳血管疾患の深刻な発作を突然起こす可能性が高くなってしまいます。こうした生活習慣病を早期発見して適切な生活習慣改善などを行うことで動脈硬化の進行を効果的に抑えることも可能です。
当院ではリスクの高い病気の早期発見に役立つ詳細で精度の高い人間ドックメニューを各種ご用意しており、予防など健康を保つためのアドバイスもさしあげています。